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耳鳴り・めまい

なぜ耳鳴り・めまいに?

疲労、睡眠不足、ストレスが引き金に

ひょいと頭を持ち上げた途端、自分のまわりがぐるぐる回って吐き気がする、浴そうから出ようとしたとたん目の前が暗くなるというようなめまい、あるいは耳の輿に「キーン」という耳鳴りがするなど、めまいも耳鳴りも、メニエール病、内耳炎、突発性難聴のほか、低血圧や高血圧など内科的病気や脳の病気によっても生じます。

これといった病気がない場合では、ホルモンバランスのくずれや、自律神経の乱れなどが関係しているとみられ、疲労や睡眠不足、精神的ストレスが引き金になって起こることがよくあります。

とくに、自律神経の失調に不安が加わるとめまいが起きやすくなります。若い年代に多くみられる心の病気で、突然息苦しくなったり、動悸がはげしくなったりしてパニック状態におちいるパニック障害の主症状もめまいです。

最初は耳鼻咽喉科を受診、原因により各科で治療

激しい運動のあとや、かぜをひいて熱があるときに頭がボーツとしてめまいを感じたり、月経前から月経中にかけて起こるフラツとしためまいは一過性のものでそれほど心配はいりません。耳鳴りもまれだったり、すぐにおさまるようなら気にすることはありません。

ただ、繰り返し起きたり、頭痛や嘔吐などの症状をともなうなど症状が激しいときは、受診して原因を確かめましよう。まず耳鼻科に行き、高血圧などが疑われるなら内科、脳の病気なら脳外科や神経内科、月経と関係するようなら婦人科、頚椎の異常なら整形外科、ストレスなど心理的なものなら精神・神経科などを受診します。

原因がわかれば、原因をとり除く治療をします。はっきりしないときは、代謝改善薬、自律神経調整剤、ビタミン剤、精神安定剤などで治療します。

予防には規則正しい生活が大事

再発を予防するには、ホルモンバランスや自律神経の乱れを招く疲労や睡眠不足、精神的ストレスを避けます。自律神経の働きをスムーズにするビタミンやミネラルをたっぷり含んだ食事、体の機能を高めるストレッチなどの運動を取り入れながら、規則正しい生活を送ることが大事です。

女性に起こりやすいめまいのタイプ

クラクラめまい(立ちくらみ)

血液の循環が悪いときに起こりやすい、スーツと血の気が引くようなめまいで、長時間立っていたり、スポーツ中や入浴中にしばしば起こります。冷えや肩こり、貧血などの症状があるときはとくになりやすいので注意しましょう。脳の血液不足が原因です。

対策

スポーツや入浴の前には、脳の血液不足を防ぐために、水を1杯飲んで、水分を補給しておきましょう。ふだんから血行をよくするために、ナッツ類を含む食品をとるのもいいでしょう。血のめぐりをよくするストレッチなどもおすすめです。

フワフワめまい(非回転性めまい)

疲労やストレス、睡眠不足などによる自律神経の乱れ、月経前のホルモンのアンバランスが原因です。雲の上を歩いているような、揺れているように感じるめまいです。心因性のめまいといわれ、神経質な人、生真面目な人にみられます。だるい、頭が重い、眠れないなどの症状をともなうこともあります。

対策

好きなことを楽しみながら、散歩などで体を動かし、上手に気分転換することです。あまり思いつめないようにし、リラックスしましょう。

グルグルめまい(回転性めまい)

自分の周辺がまわるめまい。騒音やかぜなどの病気で内耳にトラブルが生じて起こるもので、天井など自分の周囲がグルグルまわるようなめまいです。「目がまわっているな」と、眼球の揺れが他人にもわかります。

対策

騒音がひどいときは耳栓などで騒音対策を行い、騒音が激しい場所には行かないようにします。睡眠不足を避け、ストレスをためないようにしましょう。内耳の働きをつかさどる小脳を鍛えるために目をつむって片足をあげるなどのバランス体操をしてみましょう。慢性化する前に病院を受診します。

耳鳴りの種類

「ゴー」「ブーン」

低音の耳鳴り。メニエール病、難聴の場合も。

「キーン」

高音の耳鳴り。疲れたときに一時的に起きる耳鳴り、老人性難聴、長時間の電話や楽器による騒音性難聴、音響性難聴でも。

「ザー、ザー」

血液が流れる音。まれに脳の病気が。その他、話し声が響くときは、内耳炎、突発性難聴など。

耳鳴り/めまいが起きたら

姿勢

環境の静かなところで、自分にとってラクな姿勢をとります。右横向きでもあお向けでも、うつ伏せでもかまいません。

吐き気があるとき

吐き気が強いときは横向きになります。吐いたものでのどを詰まらせないためです。

吐き気が無い場合

水分補給をしましょう。空腹ならひ
と口、果物などの食べ物を□に含みます。

症状がおさまったら

そのままずっと休んでいないで、積極的に動くようにすると血行もよくなり、気分もすっきりします。

耳鳴り/めまいの予防

適度な運動、散歩

激しい運動はかえって脳の血液不足を招くので避けます、コップ1杯でも水分を補給しながら運動をします。

疲労をためない

オフィスでは、仕事をため込まない、根をつめて細かい作業をしない、疲れたら休むを心がけ自己管理しましよう。疲れたらリラックスする時間を確保してその日のうちに回復を。

精神的なストレスの回避

話せる友人をもって、悩みは早めに解決します。自分の時間を楽しみ、気分転換をしましょう。

リズム感のある生活

早寝早起きの習慣をつけ十分に睡眠をとります。貧血を防ぐためにレバーなどに含まれる鉄分やナッツ類に多いビタミンEなどを含んだ食事を毎日3度、しっかりとりましょう。

起き上がり方

急に頭を枕から持ち上げたときにめまいがするタイプのフラツとくるめまいの場合、急に頭を持ち上げないで、腕をついてから起きるように注意しましょう。また、めまいが起きる頭の位置があるので、その位置に頭を動かして慣れるように訓練しま
しょう。

耳鳴り・めまいの症状のセルフケア

漢方

病気の原因が見つからないのに、めまいや耳鳴りがある人は、自律神経やホルモンバランスなどの乱れが原因。ほかにもさまざまな不調が出やすいものです。専門家に相談して、漢方で体全体の調子を整えていきましょう。耳鳴りは趣味などに熱中しているときは、忘れていることが多いもの。心理状態や精神的な要因も大きく影響します。ストレスをためないように、自分なりのリラックス方法を見つけることも大事です。

紫朴濁(さいぼくとう)

ストレスなどからくる耳鳴り、せきなどのアレルギー症状のある人に。気分がふさいで、のどのつかえや勁悸があるといった
諸症状も改善します。

当帰しゃく薬散(とうきしゃくやくさん)

自律神経の乱れからくる、耳鳴り、めまい、冷え性のある人に。貧血や肩こり、疲れやすさも改善します。婦人科の病気にもよく使われる漢方薬。   など

フラワーエッセンス

仕事にプライベートに、「最近、しんどいことが多い」……そんな人には、心に平和をもたらすフラワーエッセンスが力を貸してくれます。植物のもつエネルギーが、疲れた心と体に活カを与えてくれます。

ホーンビーム

疲れ、エネルギー不足からくるめまいに。やる気を育て、日々を生きるための新しいエネルギ一と活力を与えてくれます。

トウヒ

周囲の環境からくる重圧とストレスからくる耳鳴りに。両肩にどっしりとのった重圧感を軽くし、内面的に安定感をもたらし
ます。

カモミール

神経過敏からくるめまいと耳鳴りに。負担が大きすぎると感じることからくる緊張を少なくし、自分の中に安らぎを取り戻します。