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過敏性腸症候群

なぜ過敏性腸症候群になるのか?

ストレスが原因の腸全体の機能異常

出社途中でおなかが痛くなり、ラッシュの駅構内を走ってトイレにかけ込む、突然おそってくる下痢や便秘に泣きたい思い、でも排便すると症状はころりと治る……過敏性腸症候群は、緊張や不安などのストレスが原因で、腸のぜん動運動や腸液の分泌機能が乱れ、便通異常を起こす病気です。

便通の状態によって、ウサギの糞のようなコロコロの便を出す便秘型、周期的に下痢を繰り返す下痢型、便秘と下痢を交互に繰り返す交互型の3タイプに分けられます。

女性には便秘型が多くみられます。もともとストレスをためやすい性格の人に起こりやすく、環境の変化や仕事の重圧、人間関係のトラブル、過労、睡眠不足、暴飲暴食などがきっかけになります。排便後に便が残っている感じがしたり、おなかがふくれる感じや食欲不振などもみられます。

なかなか治らないときは心療内科を受診

この場合、胃腸科や消化器科などでまず検査を受けて、病気がないかどうかを確かめましょう。検査結果に問題がなく、過敏性腸症候群と診断されたら、第一に便通の異常を気にしないこと、第二に快眠、快食を心がけ、規則的なメリハリのある暮らしをするよう生活を改善していくこと、第三にリラックスできる環境をつくることです。

便通の異常は、朝、症状が強く、夕方には軽くなったり、週のはじめに重く、週末になると改善されるといった傾向があります。また、会社が休みの日や、レジャーを楽しんでいるときなど、リラックスしているときは起こらないのが特徴です。

症状によっては、腸の働きを整える薬や精神安定剤などが処方されます。なかなか治らないようなら、一度、心療内科などを受診して、カウンセリングを受けてみましょう。

規則正しい生活と心身のリラックスが大事

昼夜逆転の生活や徹夜、睡眠不足、暴飲暴食をしていませんか? まずは規則正しい生活をしましょう。人と競争しないで、マイペースで自分の納得がいく生活をのんびりと送るスローライフ的な物の見方や考え方を身につけ、ストレスと上手につき合うことです。

こんな症状ありませんか?

便通の異常

便秘したあとウサギの糞のようなコロコロした便が出る、腹痛はないが周期的に下痢を繰り返す、下痢と便秘を交互に繰り返すという3タイプがあります。

空気唾下症

この症状は空気を飲み込むために起きるげっぷやガスですが、過敏性腸症候群の場合は、腸内にとどまった食べ物の異常発酵によるガスが大皿に出ます。

腹痛

便秘と下痢を交互に繰り返すタイプでは、とくに食後におなかが痛くなります。排便すると治ります。痛む場所は一定していません。下痢型の場合は腹痛はありません。

その他の体の症状

吐き気、頭痛、勁悸、めまい、肩こり、しびれ、疲労感、多汗、顔面紅潮など、自律神経の乱れによる症状をともなうことがあります。

腹部の膨満感・おなかが嗚る

おなかが張つてきたり、丸く突き出てきたりし、おなかがゴロゴロ鳴ります。

精神的症状

ストレスを強く感じる人、ストレスをためやすい人に多く、不安、集中力の低下、イライラ、抑うつなどがみられます。

こうして過敏性腸症候群を改善

ガスが多いときおなかが張るとき

ガスが多いときは、食物繊維が多いさつま芋などをしばらく控えましょう。下痢型の場合は、牛乳や冷たい飲み物、刺激物は避けます。

腸の働きをよくする運動

軽いスポーツ、ウォーキング、ヨガなど、全身運動で腸の働きをスムーズにします。汗ばむ程度の運動はストレスの解消にもなります。

悩みや心配を解消

悩みは仲間に話したりして早めに解消しましょう。共働きで負担になっている家事などがあれば、話し合って分担したり、家事の省力化をはかりましょう。

規則正しい食生活

腹八分目に抑え、暴飲暴食は避けましょう。便秘型の場合は、水分をたつぷり補給しましょう。なお、あまり食べ物や食事皿を制限すると、それがストレスにもなるのでほどほどに。

心のコントロール

仕事中でも、家事の合間でもこまめに休息を取り、深呼吸したり、軽いストレッチなどの屈伸運動で心身をリラックスさせます。「きっとよくなる」と自分に言い聞かせて、気長に構えることが大事です。

トイレをがまんしない

早めに起きて、トイレに行つてから出社する習慣をつけます。排便できなくてもまずは朝、トイレに座ってみます。途中でトイレに行きたくなつたらがまんしないで行きましょう。便秘型なら便意がなくても朝と昼、夜などと決めて定期的にトイレに行きます。

過敏性腸症候群のセルフケア

ホメオパシー

過敏性腸症候群は、もともとストレスをためやすい人に多くみられます。消化器の働きを改善して、緊張や不安、イライラといった精神症状に有効なレメディ(治療薬)をご紹介します。

  • 体調が悪くなると不安や恐怖を感じやすくなる
  • 緊張・あがり症

   ↓

アルグ・ニット

原材料は硝酸銀。心配性で落ち着きがなく、病気に不安や恐怖感を感じるタイプの人に適応するレメディ。

  • 短気でイライラしがちな仕事人間
  • ストレスに対処しようとして、こってりした食べ物や、タバコ、酒、薬などに頼りがちなところがある

   ↓

ナックス・ボミカ

東インドや北オーストラリアなどにおもに原生する樹木。不規則な生活、暴飲暴食などライフスタイルからくる消化器系の症状に有効です。

  • 大勢の前で話したり、試験前などに大きな不安を感じる
  • 失敗をすること、恥をかくことをとてもおそれ、不安からさまざまな消化器系の不調が出る

   ↓

リコポディウム

北半球の温帯地域に原生する苔に似た緑の植物。おなかにガスがたまってゴロゴロ鳴るといった不安によって起こる消化器系の症状に有効なレメディ。  など

フラワーエッセンス

自然の癒しで心を元気にしてくれる、フラワーエッセンス。「がんばれ、がんばれ」といつも自分を励ましすぎて疲れてしまっているあなたに、エッセンスが大きな力を貸してくれます。

エルム

責任感が強すぎ、たえずカ量不足と感じてしまうことに起因するストレスを取り除きます。      など

グレーターブラン

テーン 失敗をおそれ、無理をしているタイプに。自尊心を高め、正しい自己評価をうながします。

イブニングブリム

ローズ 恐怖に満ちた心の暗闇に光をもたらし、自分は守られて安全だという感覚を与えてくれます。