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頭痛・頭が重い

頭痛は脳のまわりの血管の収縮、拡張が原因

女性に多い慢性頭痛のほとんどは、血管性の頭痛と緊張性の頭痛といわれます。血管性の頭痛は、頭を打ったり、興奮したときに血液が急に脳に流れ込んで、脳のまわりの血管が異常に拡張するために起こる頭痛。頭の片側が痛む片頭痛も、血管性の頭痛です。

緊張性の頭痛は筋収縮性頭痛ともいって、頭蓋骨についている筋肉が収縮して起こります。疲労、寝不足のような身体的な要因、人間関係のトラブルのような心理的な要因、天気が悪いといった環境的な要因が考えられます。月経前緊張症や月経困難症にともなう頭痛も、緊張性の頭痛の一つです。ほかに、肩こりをともなう顎関節症からくる頭痛や心因性の頭痛などもあります。

ストレスからくる頭痛がふえている

長時間にわたるパソコン操作や、スムーズにいかない人間関係など、心身のストレスによって筋肉が緊張して起こる緊張性の頭痛がふえています。でも、たいていの頭痛は、一時的な鎮痛剤の使用や、筋肉の緊張をほぐすセルフケアなどによって解消可能です。

ただ、頭痛の中には、脳腫瘍、糖尿病、慢性鼻炎、中耳炎などのような重大な病気が隠されていることもあります。以下のような症状があるときは神経内科、脳神経外科を受診しましよう。

  • 激しい頭痛が突然生じた。
  • 頭痛だけでなく激しい吐き気など、ほかの症状がある。
  • いつまでも頭痛がおさまらない。
  • 時間の経過とともに頭痛がますます強くなる。
  • 月経前や月経中の頭痛で生活に支障がある。
  • 慢性頭痛がひどい。

女性に多い頭痛

仕事などの疲れからくる緊張性の頭痛、人間関係のもつれからくる心因性の頭痛も最近ふえてきています。また、女性独特の
頭痛としては、月経周期との関係であらわれる頭痛があります。

片頭痛

多い年代

  • 10歳代で発症することが多いようです。

痛みの特徴

  • 目の前がチカチカする、脱力感があるなどの症状から、頭 痛がはじまることも。
  • 頭の片側が、ズキズキと脈を打つように痛みます。数時間から2日近く頭痛は続き、月に2~3度繰り返したり、吐き気をともなうこともあります。

原因

  • 脳の周辺の血管がはげしく拡張するために起こり、疲労、不眠、激しい迎動、精神的ストレスがきっかけになります。血管収縮剤などで治療できるので、がまんしないで受診を。

緊張性頭痛

多い年代

  • 20歳代以降に多くみられます。

痛みの特徴

  • 首や肩のこりをともない、鈍痛と、こめかみを圧迫されたような、頭全体を締め付けられるような重苦しさを感じます。夕方になると痛むことが多いようです。

原因

  • 頭蓋骨につながる首や肩の筋肉が緊張して起こります。天候の悪化やOA作業など根を詰めた仕事、不眠、精神的ストレスなどが引き金に。鎮痛剤、筋弛緩薬の長期の服用は頭痛の慢性化につながるので避けましょう。

月経時の頭痛

多い年代

  • 初経時からはじまります。

痛みの特徴

  • 月経開始の10日くらい前からみられる月経前緊張症、あるいは月経困難症の症状にもみられます。緊張性頭痛の一つで、頭全体の狙苦しさ、鈍痛がおもな症状です。

原因

  • ホルモンの変調が彫響を及ぼすものとみられ、月経が終わるとすっきりします。一時的に、鎮痛剤などを使用します。

心因性の頭痛

多い年代

  • 30~50歳代に多くみられます。

痛みの特徴

  • 朝がとくにひどく、夕方から夜にかけて症状は軽くなります。気分が落ち込み、頭が重く、頭を抱え込みたいような漠然とした鈍い痛みを覚えます。

原因

  • 心配事や悩み、不安を抱えているときに生じる頭痛です。うつ傾向が強い人、正義感が強く、まじめで、完璧を求める神経質な人に多くみられます。

頭痛が強くなるので避けたいこと

激しい運動

体温が上昇し、運動を終えたあと脳にどっと血液が流れ、血管性の頭痛に。

興奮

神経が高ぶると、脳に血液が流れ、脳を圧迫します。

冷房などによる冷え

足腰の冷えが筋肉をこわばらせ、緊張性頭痛の原因に。

アルコールなどの刺激物

血管が拡張して脳に血液が流れ、血管性の頭痛の原因に。

カフェインのとりすぎ

血管が収縮、拡張を繰り返して血管性の頭痛の原因に。

長時間のOA作業、携帯メール

長時間の作業や同じ勁作の繰り返しで、首や肩など筋肉がこわばって緊張性頭痛の原因に。

同じ姿勢を続ける

長時間、同じ姿勢のままでいると、肩や首などの筋肉を疲労させて、緊張性頭痛の原因に。

ストレス

仕事やプライベートでの悩みや心配がストレスになり、心因性の頭痛を招くことがあります。

頭痛・頭が重い症状を改善

睡眠時間

睡眠不足は頭痛の大敵。睡眠時間を十分にとることを心がけて。

仕事

OA作業中は姿勢に気をつけましょう。こまめに休憩を入れ、首や肩などのストレッチを。

悩みの解消

悩みごとや不安要素は、自分ひとりで抱え込まないで家族や仲間に話をして早めに解消しましょう。

規則正しい生活

昼夜逆転するような生活を改め、食事、睡眠など規則正しい生活を。

のんびり、ゆっくり

しゃかりきになって働かず、明日に延ぱせるものは延ばして、スローライフを心がけて。

疲労回復

疲れやストレスをためこまないこと。体を動かして気分転換を上手にしましょう。

心の健康

好きなことを存分に楽しんで、気分が明るくなる工夫を。

頭痛・頭が重い症状のセルフケア

ストレッチ

最近ふえているのが、首。肩の筋肉のこりなどからくる緊張型の頭痛です。頭痛・肩こりがひどくなる前に、首や肩の筋肉をほぐしましよう。

ハーブ

頭痛をやわらげるハープを集めました。さわやかな香りは、痛みによるストレスもやわらげてくれるでしよう。ハーブティーの香りを楽しみながら、ゆっくりと味わってください。

ティーで

ペパーミント

痛みをやわらげる作用があり、頭痛を緩和します。

レモンバーム

メリッサとも呼ばれるハーブ。頭痛、発熱、吐き気などに。

ローズマリー

心身の疲労を回復。頭痛、肩こりなどの改善に。など

ホメオパシー

慢性頭痛はつらいですね。ホメオパシーで痛みを軽減しながら、体質改善をしていきましよう。痛みのタイプや片頭痛・緊張型など頭痛の原因に合わせてレメディ(治療薬)を使いましよう。

  • ズキズキと拍動するような激しい痛み
  • 顔がほてって赤い
  • 光、騒音、振動、横たわることで悪化する
  • 片頭痛は、後頭部からはじまり、目がかすみ、吐き気がすることも

  ↓

ベラドナ

ベラドンナ。和名はイヌホウズキです。突然激しくはじまる急性症状に使われる代表的なレメディです。

  • 局部的な片頭痛が、毎日同じ時間に起こる
  • 痛みが始まるときは、目がかすみ視力がぼやけ、吐き気が起こり、のどに粘つこい液がこみあげる

  ↓

カリ・ビク

原料は、重クロム酸カリウム。片頭痛に効果的なレメディです。

  • 後頭部から首、肩にかけての重く鋭い痛み
  • 全身のけん怠感
  • 湿っぽい天気、明るい光によって悪化する

  ↓

ジェルセミウム

ツル科の植物です。インフルエンザの特効レメディとして有名。不安や恐怖、悲しみなどの精神症状にも用いられます。

アロマテラピー

慢性の痛みなので、市販の鎮痛剤だけに頼りたくないですね。アロマテラピーなら、痛みをしずめる薬効成分と香りの効果が、体と心の両面からアプローチします。おすすめはマッサージ。こめかみをマッサージしながら、深くゆっくりとした
呼吸を意識的に行うと、より効果的です。

アロママッサージで

カモミール

心を鎮静させて心と体をリラックスさせます。

ユーカリ

痛みをやわらげる消炎作用があります。

ローズマリ一

血行をうながして、痛みをしずめます。など