東洋医学

ストレスや自律神経などの乱れからくる「現代病」は、東洋医学の得意分野

頭が痛いなどの症状があるときに、西洋医学では体の臓器のどこかが悪くなったととらえて、具合の悪い部分に直接働きかけて治療します。一方あらわれた症状を「体全体のバランスの乱れ」ととらえて治療するのが東洋医学。体質改善はもちろん、自律神経などの乱れで起こる冷えや便秘などの不調は、体全体をみる東洋医学の得意分野です。漢方治療を続けていくことで、抱えていた不調が同時に治つていくことが多いのです。

ひとりひとりの体質と症状に合わせた治療

ひとりひとりの体質に合わせた治療を行う漢方では、その人の「証(しょう)」を見るのが治療の第一歩。「証」とは、体質や体カ、病気に対する抵抗カや病気のあらわれ方で、「虚証(きょしょう)」と「実証(じつしょう)」の2つに分けています。虚証は、体カが衰えて体の機能が減退した状態。どちらかというとやせ型で胃腸が弱く疲れやすい
タイプ。一方、実証は体カが充実して、病気に対して抵抗カが強い状態。がっちりした体格で、胃腸が丈夫で元気そうにみえるタイプです。

虚証が病的で、実証が健康であるかのような印象を受けますが、漢方では「虚」と「実」のどちらにもかたよっていない体を健康とみなします。

ところで最近は、東洋医学の一分野を確立しているインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」も注目されてきました。体質を見る医学という点はアーユルヴェーダも同じ。基本的な体質をやせ型のヴァータ体質、中肉中背型のピック体質、肥満型のカパ体質に分けています。「体質&気質チェック」はアーユルヴェーダの考え方に基づいたものです。

漢方の疑問

Q.漢方でよく聞く「生薬」って?

A.薬用となる植物、動物、鉱物など天然由来の素材の一部を乾燥したり、簡単な加工をしたものが生薬。漢方薬は、これらの生薬を2種類以上組み合わせてっくります。植物系が多く使われます。

Q.漢方薬は効き目が遅い?

A.一般に漢方薬は、西洋薬とくらべて効き目がおだやかですが、急性のかぜや腹痛などには即効性があるものもあります。ただ慢性の病気などで体全体の調子を整えるためには、効果があがるまでに数週間から数か月かかることもあります。最初は体調がよくなったと感じられ、徐々に効果を実感できるようになります。

Q.漢方薬には副作用がないの?

A.どんな薬でも症状や体質にょって薬効に差が出たり、副作用が出ることがありますが、漢方も例外ではありません。深刻な副作用はまれですが、胃の不快感やときに湿疹などのアレルギー症状を起こす人もいます。漢方薬は、自分の体質や症状に合ったものを選ぶことがとても大切。まずは専門家にきちんと相談をして処方してもらいましょう。また、西洋薬と併用できる場合が多いのですが、症状や体質によっては注意が必要なこともあります。必ず医師に相談してください。

リフレクソロジーって?

リフレクソロジーは日本語に直訳すると「反射学」という意味で、ゾーンセラピーとも呼ばれています。人間の臓器や骨、神経などの部分は顔や手や足などに投彫されていて、それぞれの投影されたゾーン(反射区)を刺激することにより、対応した各臓器が活性化されるという考えです。足もみの歴史は古く、古代からエジプト、インド、中国、ドイツなど各国で民間療法としての記録が残されています。